排卵後の卵胞が黄体に変化します。 この黄体からは黄体ホルモン(プロゲステロン)が多く分泌され、その作用で子宮内膜はより厚く、妊娠に適した状態になります。
子宮内膜を受精卵が着床しやすいように整える働きがある。 乳房の発達、皮膚、骨、筋肉、脳、自律神経などの働きにも関係している。
月経(生理)の出血量が非常に多い状態。ふつう、140mlをいう。 臨床的には患者さんの訴えで判断されるのでそれほど厳密ではない。結果として貧血になっている場合が多い。
体の機能が一番静かな状態の体温。通常、舌下タイプでメモリの細かい婦人体温計を使用し、目覚めた直後に起き上がらずに測る。
月経(生理)時にともなう腹部の痛み、腰痛、下痢、イライラなどが、日常生活に差し支えるほどの症状として出る場合を月経困難症と呼ぶ。
月経前症候群(PMS)の中で、日常生活に支障をきたすほど強い症状のもの。 主にうつ気分、不安感、怒りの感情などの精神症状が強くみられる。
月経(生理)開始予定日の3~10日間のあいだであらわれる心身の不調のこと。 イライラ、無気力、冷え、頭痛などさまざま症状があるが、月経(生理)開始とともにおさまる。
卵巣の働きが衰えはじめるころから、閉経をむかえた後、ホルモン量の変化に体が順応して安定した状態になるまでの期間。閉経をはさんで前後5年間をいう。
更年期にあらわれるさまざまな心身の不調。おもな症状は、イライラ、不安感、顔やからだのほてり、発汗など。症状の強さや期間には、個人差がある。
女性の内性器。上部は卵管、下部は腟につながっている。妊娠した時に胎児を約10ヶ月育てる器官。
子宮筋層にできる良性の腫瘍。子宮の外側に突出する「漿膜下筋腫」、内側に突出する「粘膜下筋腫」など発生する場所で症状は異なる。
子宮内膜のような組織が、子宮以外の場所に増殖する病気。月経(生理)痛、過多月経をともなうことが多い。 不妊の原因になることもある。
子宮の入り口付近、子宮頸部にできるがん。性交時に感染するヒトパピローマウイルスが原因であることが明らかになっている。
子宮の内側にある子宮内膜から発生するがん。子宮内膜がんとも呼ばれ、50~60歳の女性に最も多くみられる。
初めての月経(生理)のこと。日本人の初経の平均年齢は12歳。10歳未満は早発月経、15歳以上は遅発月経といわれる。
月経の日常用語。女性の生理的な現象という意味で「生理」と呼ばれている。
体内の鉄が不足し、全身に酸素を運ぶヘモグロビン(赤血球に含まれる血色素)が十分に作られないことにより生じる日常最もよくみられる貧血です。月経による定期的な出血で鉄が不足しがちな女性に多くみられます。 この貧血はゆっくり進行するため、貧血状態になれてしまい、症状が自覚しにくいので注意しましょう。
卵巣に子宮内膜のような組織が増殖し、古い血液がたまった「のう胞」と呼ばれるものができる病気。のう胞の中にチョコレート色の古い血液がたまっているので、チョコレートのう胞と呼ばれる。骨盤内にある周辺の臓器(子宮、卵管、大腸など)と癒着してしまうことが多いとされている。
成熟した卵胞が刺激され、卵子を排出すること。
月経(生理)周期の中で、排卵がおこる日のこと。
薬、用具、器具、手術などにより、妊娠を防ぐこと。
卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)を含んだ薬。排卵を抑制し、おもに避妊の効果をもつ。さまざまな種類があり、服用には医師の処方箋が必要。
月経(生理)以外に子宮や腟から出血すること。
妊娠を希望しているにもかかわらず、避妊をしない状態で一定期間(約1年間)が過ぎても妊娠しないこと。
痛みなどの作用を引き起こす物質。おもな鎮痛薬は、プロスタグランジンの産生を抑えることにより、痛みをやわらげている。
卵巣の働きが衰えて、月経(生理)が停止すること。日本人女性の閉経年齢は50.5歳といわれている。
月経(生理)がないこと。満18歳になっても月経が始まらないことを「原発性無月経」、これまでにあった月経が3ヵ月以上止まってしまうことを「続発性無月経」という。
排卵はしていないが、ホルモンバランスの乱れから月経(生理)予定日に出血すること。正常の月経(生理)とほとんど変わらない出血の場合もある。
親指大の大きさの、女性の内性器。卵子を作り出す機能を持ち、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌する役割もある。
卵巣にできるがん。一般的に40代以降から多くなるといわれている。初期は自覚症状がない場合が多い。
卵巣の中の卵子のもととなる原始卵胞が成熟。成熟卵胞からは卵胞ホルモン(エストロゲン)がたくさん分泌され、その影響で子宮内膜が厚くなります。
エストロゲンのこと。主に卵巣から分泌される女性ホルモンで、「エストロン」、「エストラジオール」、「エストリオール」を総称して「エストロゲン」と呼ばれる。子宮内膜を増殖させて厚くする働きがある。
月経(生理)周期の日数が39日以上の月経(生理)。
月経(生理)周期の日数が24日以内の月経(生理)。